生きるためには死があるという当たり前を、
私たちは日々その手で感じているだろうか。
生き物と生きている実感があるだろうか。
狩猟を通し、命をいただき、「共存」していくということ。
今回訪れるのは、熊野古道の終着点としても有名な、
和歌山県那智勝浦の色川地区。山のフィールドです。
生まれも育ちも色川、猟師であり解体処理施設「だものみち」を営む原裕さんに
獣道を案内していただき、罠を仕掛けるところからの食卓作りをします。
獣害という言葉は果たして適切なのでしょうか。
鹿である彼らも暮らし、私たち人間も暮らし、 同じ土壌で生きている。
原さんは言う。
「獣害対策は、目の前の対策をしながら、彼らとの共存の道をさぐっていく、
というのが長期的な目標。
答えは分からないですけど、だから思考停止にならないように、考え続けていこうと思う。」
生きるために食べ、食べるために生きる。
それはずっと昔から変わらない営み。獣も、人間も。
人間である以前に私たちは生き物なんだもの。
野生に立ち返り、共存とは何かを問い直します。
*参加型の獣と食の学び場です。
<日時> 9/10.11 雨天決行 天候によりプログラムの順序が変わることがあります
<会場>那智勝浦 色川地区の山の中
<1日目>
14:30 だものみち集合
自己紹介・オリエンテーション
15:00 獣害対策の心得を学ぶ
色川のフィールドワーク
山に入り、鹿の痕跡をたどり、罠を仕掛ける
17:00 ファイヤーピットを組む・竹器作り・夕食作り
19:00 焚き火を囲みながら食事・ディスカッション
夜道を歩き、生き物の息遣いを感じる
21:00 終了
<2日目>
7:30 だものみち集合・朝食
9:00 罠見回り
かかった鹿1頭を止め刺し、解体体験
12:30 昼食作り
13:30 感じたことをシェア・まとめ
供養塔へ手を合わせる
14:00 解散
*自然相手ですので、罠にかからない場合もあります。ご了承ください。
<料理>
1日目
夜 鹿と野菜のパエリアなど
2日目
朝 山の上の卵屋さんの卵とごはん
昼 捌いた鹿、色川野菜、ごはんをその時の調理法で
*時間・流れ・料理内容は自然環境等により前後変更することがあります。
<定員>10名 ※最少催行人数6名
<参加費> 一般 36000円(税込)
大学生 32000円(税込)
*宿泊は各自手配になります。
キャンプや宿など、ご案内ご相談は申し込み時にて。
<集合場所>
だものみち
〒649-5461和歌山県東牟婁郡那智勝浦町大野43
(グーグルマップで表示されます)
・電車の場合 JR紀伊勝浦駅 下車し、町営バスでお越しください。
(勝浦駅13:25⇒円満地公園14:15)
・車の場合、直接現地へいらしてください。
<Around the fire プロジェクト趣旨>
人類は火を使うことにより飛躍的に進歩した。
古来から、火は生活になくてはならない存在。
焚き火を囲み、自然の恵みを料理して、一つの食卓を作る喜びを。
原点回帰。遠い昔に想いを馳せて、昔、今、未来を考える。
<原さんの想い> インタビューへ
今、この地域では人と獣との距離感がかつてないほど近くなっている。
山奥に行かなくても畑や庭先まで鹿がやってくるのです。色川では20年前から色川鳥獣害対策協議会を発足し住民有志による獣害対策が行われてきました。
とはいえ、彼らはただ自然に生きている結果として畑や庭先まで足を運んでいるだけ。
そして、僕らの都合、彼らの都合、すべて合わせて自然の一部なのかもしれない。
これから、僕たちや今ある自然がどうあるとよりよいか、皆さんと考えられたらいいなと思います。
<対象>
(いずれか1つでも興味がある人、当てはまる人)
里山、鹿、狩猟、環境、食、作る、生きる力、食べ物はどこからやってくるのか、
焚き火、 食の未来を作りたい、意識を変えるヒントが欲しい、など。
原則として、ポジティブな気持ちのある人。思いやりのある人。
何事も、はじめの一歩から。
<参加型とは>
この会にお客さんはいません。
一方向ではなく双方向コミュニケーションの場です。
チームの一員の気持ちで動きます。目的意識を持って学びます。
手を動かし、体を動かし、時間をかけて食卓を作る。
等身大に、ありのまま。肩書き不要。
迷った時は、火を使い始めた原人の気持ちで。
<お問い合わせ・お申し込み>
当HP上のcontact、もしくはinstagramより、表題を「9/10申し込み」とし、
1、お名前 (一般か学生か)
2、連絡先(住所・電話番号)
3、参加の動機
4、交通手段(電車・車)
5、その他質問などありましたら
をご記入の上お申し込みください。 追って詳細をお送りいたします。
気軽にご質問だけでもどうぞ。
例)
・前泊、延泊したいのですが
・分割で支払いたいのですが
・お昼食べる場所を探しているのですが
など
<持ち物・服装>
・マイボトル、カトラリー、マイカップ
・シースナイフもしくはペティナイフあれば
・軍手
・汚れても良い動きやすい靴と服装。
虫予防に肌が見えない服装。燃えやすい服NG。
茂みの中や山の斜面を歩きます。
服にたくさん種がついたり、トゲで傷つくことあり。
・動きやすい靴。雨天時は長靴がおすすめ。
・バス酔いしやすい方は酔い止め。
・1日目の夜の飲み物。
<キャンセルポリシー>
・準備の関係で、原則9/7以降のキャンセルはご遠慮いただいています。
代理の方の出席は歓迎。 (悪天候やコロナ状況による中止については100%返金いたしますが、恐れ入りますが振り込み返金時に発生します手数料はご負担をお願いしております。)
<注意事項>
・体調不良、発熱がある方はご遠慮ください。体調管理をお願いします。
・勧誘行為や不当な利用を考える方は固くお断りします。
・写真・映像をsns等で利用することがあります。顔出しNGの方は事前にお知らせください。
<主催> 三上奈緒 旅する料理人 https://www.naomikami.com/
<共催> だものみち https://damonomichi.com/
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